適応疾患

鍼灸の治療対象はすべての病名、症状!!

こういうと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、本当です。

何故かというと、病気や症状に合わせて治療をしないからです。

腰痛の人に、痛みの出ている腰の筋肉めがけて鍼をうつ。
胃が悪い人には消化器疾患の特効穴である足三里のツボを使う。

これは学生時代に習った治療方法ですが、このやり方ではすぐに壁に突き当たります。

それは同じ病名、同じ症状であっても、個人で原因が異なるからです。
同じ治療をしていても、うまくいく時と、いかない時があるのはそのためです。

 

腰の痛みの原因がもし足首にあったとしたら?
腰をガンガン治療で攻めても、一時の改善はみられても思うように前進していきません。

治療院には聞いたことない病名の人も当たり前のようにお見えになります。family3
そんな時でも治療ができるのは

どうしてこの症状がでているのだろう?
いくつかの症状に関連性はないのだろうか?

常にそういった視点で治療を行っていくからです。
だからどんな病名であっても、症状であっても治療に取り組んでいくことが可能です。
触診で得られる情報は沢山あります。本人が自覚していなかった思わぬ場所に原因が隠れています。

 

身体は生きている以上、問題が起これば、なんとかしようと働いてくれます。
しかし、何かの事情で思うように回復できなくなっている。

不調の原因がみえてきたら、治療はあくまで本人の治癒力を高めることを基本とします。
当院の治療が最小限の刺激にこだわるのはこのためでもあります。
身体自身の力で立ち上がれるようにサポートをしていきます。

ただ一つ言っておかなくてはいけないのは、鍼灸だけでどんなものでも治るというわけではありません。

もし鍼灸治療が万能なら世の中に他の治療法は存在しないはずです。

だから適宜判断して必要があれば、病院に行っていただくこともあります。
手技療法や漢方など他の治療を提案させていただくこともあります。

鍼灸治療を受けていただきたい方、鍼灸適応疾患とされるものを一覧で載せておきます。
参考になさってください。

 

このような方にお勧めです

ご婦人の方へan4_15
更年期障害による頭痛、肩こり、のぼせ、イライラ、不眠、精神不安等の不定愁訴に漢方はり治療は女性ホルモンのバランスを整え血液循環を改善し、症状を緩和、除去することができます。
妊婦の方へan4_13
妊娠中の便秘、頭痛、肩こり、腰痛、風邪、つわり、逆子などに効果があります。特に 安産灸や無痛分娩のハリをすることでお産がとても楽だったと喜ばれています。
生活習慣病の方へan4_14
漢方では「上は気を守り未病を治す」と説いています。これは病気になってから治療するのでなく、日頃から健康に注意して病気になるまえに病気の芽を摘んで しまう考え方です。高血圧、糖尿病、肝臓病、腎臓病、心臓疾患などに対しても、治療の継続により各種の検査結果が改善されることが証明されています。
働きざかりの方へan4_12
過労やストレス、気のつかいすぎによる頭痛、胃腸障害、肝障害、過敏性大腸炎や、長時間のパソコンによる眼精疲労、首、肩のこり、手指のシビレ、腰痛な ど。また女性の冷え症、生理不順、生理痛にも治療することで体が温かくなり、コリがとれ、自律神経が調整されることで仕事に活力を持てる体に改善すること ができます。
赤ちゃんから小児の方へan4_03
当院のハリは痛くないので赤ちゃんから小児までニコニコ笑顔で治療します。 風邪をひきやすい子、虚弱児、アトピー性皮膚炎、鼻炎、小児喘息、夜尿症、仮性近視なども体質を根本的に変え、体力がつき頑張りのきく体に変えていくことができます。
スポーツ障害の方へan4_06
陸上、バスケット、サッカー、テニス、ゴルフなどで肘、膝、足首、腰などを痛めた方や打撲、捻挫、肉離れ、骨折後の後療法として痛みを和らげ、患部の炎症を速やかに除去し循環障害を改善することで優れた治療効果をあげています。
老年期の方へan4_10
加齢からくる退行性の膝、腰、肩、首の痛みやリウマチ、各種神経痛、ヘルペスなどの痛みの緩和。また脳血管障害による半身麻痺は生命力を強化することで、無理のないリハビリとして機能の回復ができます。

鍼灸がWHO(世界保健機構)により認められた病気、今までに当院に治療に来た方の病名

  • 神経系疾患    頭痛、めまい、坐骨神経痛、肋間神経痛、三叉神経痛、各種神経麻痺、痙攣、脳卒中後遺症、ヘルペス
  • 運動器疾患    肩こり、腰痛、椎間板ヘルニア、筋肉痛、各種関節炎、リウマチ、頚肩腕症候群、五十肩、腱鞘炎、外傷(打撲、骨折、捻挫など)の後遺症、ムチウチ、肉離れ、テニス肘
  • 呼吸器疾患    気管支炎、喘息、風邪、風邪の予防
  • 循環器疾患    高血圧、低血圧、狭心症、動脈硬化症、不整脈、動悸、息切れ、むくみ、心臓神経症
  • 消化器系疾患    胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘、過敏性大腸炎など)胆のう炎、肝機能障害、慢性肝炎、胃十二指腸潰瘍、痔
  • 代謝内分泌系疾患    糖尿病、痛風、脚気、バセドウ氏病
  • 生殖泌尿器系疾患    膀胱炎、尿道炎、性機能障害、尿閉、慢性腎炎、前立腺肥大、夜間排尿、ネフローゼ、インポテンツ
  • 耳鼻咽喉科系疾患    中耳炎、耳鳴り、突発性難聴、メニエル病、鼻出血、鼻炎、花粉症、蓄膿、咽喉頭炎、扁桃炎
  • 眼科系疾患    眼精疲労、仮性近視、アレルギー性結膜炎、ものもらい、白内障、緑内障
  • 小児科系疾患    小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠など)小児喘息、アレルギー性湿疹、耳下腺炎、夜尿症、虚弱体質の改善、チック
  • 神科系疾患    不眠症、うつ病、自律神経失調症、ヒステリー、神経症
  • 婦人科系疾患    更年期障害、乳腺炎、乳汁分泌不足、生理痛、生理不順、冷え症、子宮筋腫、不妊症、つわり、逆子、子宮脱
  • その他の疾患    じんましん、皮膚病、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症、慢性疲労、歯痛

これらは一例にすぎません。治療をお考えの方はお気軽にご相談ください。

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