妊娠するために必要なもの。
この答えはシンプルで簡単です。
妊娠にはパートナーの精子とあなたの卵子が必要です。
赤ちゃんを育むための子宮が必要です。
当たり前のことですが、このことをいま一度考えてみてください。
高度な生殖医療をもってしても、これらの代わりを用意することはできません。
パートナー、そして自分自身に備わっているものを使わなくてはなりません。
子宮や卵巣という基礎になる土台がしっかりしていなくては、病院の治療も生かせません。
病院に通っているけれど、なかなか授からない、そろそろステップアップを考えなくてはいけない。気持ちだけあせってうまくいかない。
そんな方は、少し立ち止まって土台作りをしてみませんか?
これは決して遠回りなことではありません。
妊娠するためだけでなく、妊娠中、出産そして、産後に至るまで影響を与える大切なことです。
まずはご相談ください。
鍼灸治療は妊娠のサポートになることが証明されています。
<来院される方に最近多いお悩み>
来院される方の多くが出産経験のない方です。
最近では
- 2人目ができない
- 妊娠はするけれど、流産や死産を繰り返す不育症
- 原因不明の着床障害(受精卵、子宮内膜の状態が良好にもかかわらず、移植後なかなか妊娠に至らない)
- 男性側に原因がある
という方も増えてきています。
<治療で重要視しているポイント>
1、ホルモン分泌を正常にする。
妊娠するためにはホルモンの分泌が適切に行われている必要があります。
ホルモンは生理周期を安定させ、子宮の内膜の形成にも影響を与えています。
ホルモン分泌に関連のある場所で特に治療で重視している場所があります。
それは脳の一部である下垂体と呼ばれるところです。
ホルモン分泌に乱れのある人は下垂体の位置に問題があります。
だから治療では下垂体が居心地のいいと感じる空間を作ってあげる。
そうすると、ホルモンの分泌が円滑になります。
2、骨盤内の血流をよくし骨盤内温度を高める。
血液は身体の栄養です。しっかり栄養が行き届いていれば、その場所は温まります。また温まることで、筋肉の緊張も緩みます。
下半身、特に下腹部が冷えているということは骨盤の中に収まっている子宮や卵巣への血流が乏しくなっているということです。
骨盤内に血液を送り届けられるようにし、温かい環境をつくります。
温かい環境で作られる卵子は自然と良質なものになります。
温かく柔らかくなった子宮は赤ちゃんにとって最高に居心地のいいベッドになります。
3、深い呼吸ができるようにする。
肩や背中、横隔膜の緊張があると呼吸が浅くなってしまいます。
浅い呼吸は血流も悪くなり、疲れやすく、気持ちにもゆとりがもてません。
深い呼吸ができるように身体を整えると、不妊治療に対するストレスの緩和や気持ちに余裕がでてきます。
不妊治療に一生懸命になりすぎていると、思うような結果がでない。
これは、これまでの治療経験で感じている事です。
深い呼吸を心がけて少し力を抜いてみる。力を抜いて気持ちをゆるませる。
ゆるませる鍵が呼吸にあります。
4、夫婦そろって治療
治療していてもなかなか妊娠にいたらない場合、ご主人の治療をすることで妊娠するケースも少なくありません。
男性側にある原因として
- 精子の運動率
- 精子数
- 精子の奇形率
- 性欲がない。勃起不全
などがありますが、これらに異常がない場合でも、身体をチェックしていくと、改善ポイントが必ず見つかります。